【2021年5月】ロックダウンが続いているコロナ禍のドイツ生活
ドイツのコロナ事情
新型コロナウイルスの感染拡大が続くドイツでは、2020年11月から飲食店の閉鎖などの規制が始まり、12月13日からロックダウン(都市封鎖)となりました。
その後も感染拡大に歯止めがかからないため、延長を重ね、2021年5月現在もロックダウン中です。
ロックダウンが始まってからも1日の感染者数は毎日15,000人のあたりを推移していて、いつまでロックダウンが続くのかわかりません。
今回は、そんな長い長いロックダウン中に私が感じたことやドイツ・ゲッティンゲンの現状をお伝えします。
ドイツのロックダウン
ロックダウンとは言っても、感染状況によって日々細かな規制内容が更新されています。
現在ドイツの規制は、徐々に緩和されてきている段階のようです。
私はざっくりとしか内容を把握していませんが、基本的には以下のような状況が続いています。
制限措置
- 私的な集まりの人数制限(最大5人まで)
- マスクの着用義務
- ホームオフィス
- 旅行の制限
- ソーシャルディスタンス
- 飲食店の閉鎖
- 店内の人数制限
特に日本と違うのは、これらが自粛要請ではなく、違反すると罰則がある規制であるという点です。
一方で、ロックダウン中でも以下のようにできることも増えて来ました。
ロックダウン中でもできること
- 食料品のテイクアウトや宅配(飲食店が閉鎖していても可能)
- スーパーやドラッグストアなどの生活必需品を扱うお店は利用可能(カートの数で人数制限をしているお店もある)
- オンライン予約をした上での入店(お店で直接交渉して入店できることもある)
- 通勤や買い物、通院など
- 5人以下での集まり
- 5人以下での運動
みなさんは、これを見てどう感じましたか?
私は思っていたよりもずっとできることが多いと感じました。
ロックダウン中の人々の生活
私がドイツに来るまでは、ロックダウン中のドイツで何をしようか何ができるのか何もできないのか状況がわからず、心配していました。
日本よりも規制の厳しいドイツでは、家にひきこもっているしかないのかなと残念に思ったりもしていました。
でも実際に生活してみると、ドイツの人々は、ロックダウン中でも制限措置を守りながらも、楽しみを見つけて生活しているように感じます。
私の周りの人やお散歩で出会う人たちは、長いロックダウン生活に慣れてきたのか、新しいことを始めて生活を充実させている人が多いです。
私が実際に出会ったロックダウン中の楽しみ方は、以下の通りです。
- BBQ
- ガーデニング
- ピクニック
- お花見(外での飲み会)
- 食事のテイクアウト
- 料理
- 勉強
- 少人数でのホームパーティー
- スポーツセンターで運動
- お散歩
- サイクリング
- インラインスケート
- スケートボード
- 卓球
- サッカー
- フリスビー
- ボルダリング
- 太極拳
もちろん、制限措置はあるので、素敵なカフェでティータイムを楽しんだり、大人数のイベントに参加したり、ふらっと雰囲気の良いお店に入ることができないなど、不便なことは多いです。
しかし、このような楽しみ方を目の当たりにして、私もロックダウン中のドイツ生活を充実させたいと前向きな気持ちになれました。
追記:最近のドイツ
最近のドイツでは、コロナテストの陰性証明書を提示することで、予約なしでもふらっと入店できるようになりました。
ただし、陰性証明書が有効なのはコロナテストを受けた1日だけです。
それでも、切実に普通の生活を求めているロックダウン中のドイツの人々は、積極的にコロナテストを受けて、朝からお店でビールを飲んだりお店をはしごして買い物をしたりしています。
コロナテストは、様々な場所で無料で行われており、簡単に受けることができます。
コロナテストを行なっている場所は、人々がソーシャルディスタンスを守りながら列になって並んでいるのですぐにわかります。
また、ドラッグストアにもコロナテストのキットが販売されていて、数百円で手軽に検査できるようになっています。
ドイツ入国のために4万円近く払ってPCR検査を受けた私にとって、無料で検査ができるというのははなかなか衝撃的でした。
3つのリフレッシュ方法
新型コロナウイルスに振り回される日々がもう1年以上も続いていて、疲れてギリギリの人も多いのではないでしょうか。
私がドイツに来て最近見つけたのは、こちらの3つのリフレッシュ方法です。
- テレビを観ないこと
- お散歩
- 新しいことを始めること
これらのリフレッシュ方法についてお伝えします!
テレビを観ないこと
日本では毎日テレビニュースで放送される新規感染者数に一喜一憂したり緊急事態宣言や東京オリンピックパラリンピックのことを目にする度にストレスになっていました。
これは、ドイツでテレビを観なくなってから気が付きましたが、テレビを観ない生活は精神衛生上非常に良いです。
個人的には、NetflixやYoutubeを観ていた方がよっぽど有意義だと思います。
お散歩
お散歩は、本当に気持ちが良いです。
特に、天気の良い日に陽の光を浴びて、自然の中をお散歩するととても晴れやかな気持ちになれます。
これも、ドイツに来てから気が付きました。
ドイツではお散歩をしている人がめちゃめちゃ多いです。
また、お散歩はせずとも、テラスで食事をしたり、芝生に寝そべって日光浴をしていたりと、ちょっとした執着を感じるくらいには、外に出るのが好きなようです。
私もだんだん良さがわかってきたので、芝生で日光浴をするようになる日も近いかもしれません。
お散歩をしていると、様々な楽しみ方を知ることができるのもおすすめポイントです!
新しいことを始める
お散歩で色々な楽しみ方を見つけたら、今まで挑戦したことのない新しいことを始めてみましょう!
何歳からでも新しいことを始めるのは楽しいです。
私はドイツの人々を見習って、スケートボードを始めてみました!
新しいことは、日々少しずつできるようになっていく喜びを感じられるので、とてもおすすめです。
以上が、ドイツで見つけたおすすめのリフレッシュ方法でした。
- テレビを観ないこと
- お散歩
- 新しいことを始めること
ぜひ実践してみてください!
ワクチン接種と今後
ドイツでは2021年5月時点で、全人口の30.6%が1回目のワクチン接種を完了しています。
20代で医療関係者の友人も、2回目のワクチンを接種したと言っていました。
私の周りでも、ワクチン接種ができる環境が整えられてきています。
コロナテストもいたるところで実施されています。
ドイツ政府は、ワクチンの接種を終えた人や、過去6か月間に感染して回復した人を対象に、感染拡大を防ぐための規制を緩和する方針です。
今後は、より一層ワクチンの接種が進み、規制が緩和されていくことが予想されています。
まとめ
今回は、ロックダウン中のドイツで、私が感じたことやドイツの現状をお伝えしました。
ドイツの人々は、長いロックダウンが続いていても、制限措置を守りながら楽しみを見つけて生活していました。
兎にも角にも、早く新型コロナウイルスの感染拡大が収まることを祈るばかりです。