日本人夫婦の配偶者ビザ発行【コロナ禍のドイツ移住後手続き体験記④】

ドイツ生活

日本人夫婦の配偶者ビザ発行【コロナ禍のドイツ移住後手続き体験記④】

コロナ禍のドイツ移住後手続き体験記④【日本人夫婦の配偶者ビザ発行】

こちらの記事で、コロナ禍のドイツ移住後手続き体験記①〜④をまとめています。

最終回は、④日本人夫婦の配偶者ビザ発行編です!

 

ビザ申請の準備

住民登録が完了したら、滞在許可証(ビザ)の申請準備をします。

私の場合は、日本人夫婦の配偶者ビザを申請しました。

必要書類

ドイツで配偶者ビザ(婚姻により配偶者としてドイツに滞在するためのビザ)取得に必要な書類は以下の通りです。

  • 滞在許可申請書
  • 住民登録証明書
  • パスポート
  • 写真
  • 婚姻を証明するための書類(アポスティーユと認証翻訳を添付した戸籍謄本)
  • 配偶者の収入証明書類
  • 配偶者の住民登録証明書類
  • 配偶者の住居証明書類
  • 医療保険への加入証明書類
  • ドイツ語の能力証明(ドイツ人と結婚している方のみ)

ほとんどがドイツ入国の際に必要な書類と重複しています。

日本で準備するもの

必要書類の中でも、日本で準備できるものとドイツでしか準備できないものがあります。

ドイツ大使館のビザ・各種申請手続きについてのページ(私の場合は「すでにドイツに滞在している配偶者と同居する方、または結婚後ドイツに滞在する方」)をよく読み、ドイツ渡航前に日本で以下の必要書類を準備します。

  • 写真(4.5×3.5cm)
  • 婚姻を証明するための書類(アポスティーユと認証翻訳を添付した戸籍謄本)
  • アポスティーユと認証翻訳を添付した住民票

日本で準備する書類については、こちらの記事をご覧ください。

ドイツで準備するもの

ドイツで準備するものは、以下の通りです。

  • 滞在許可申請書
  • 住民登録証明書
  • 配偶者の収入証明書
  • 配偶者の住民登録証明書
  • 配偶者の住居証明書
  • 医療保険への加入証明書

ドイツ入国後にすること

ビザ申請のためドイツ入国後にすることは、以下の通りです。

  1. 住民登録を行い、住民登録証明書を受け取る
  2. ドイツ在住者(配偶者)のパスポート・滞在許可証・収入証明書・住民登録証明書・賃貸契約書を揃える(ドイツ入国の際の書類と同様)
  3. 医療保険に加入し、医療保険証を受け取る
  4. 滞在許可申請書を記入する

ドイツ入国後の手続きについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

ビザ申請の流れ

ビザの申請は、本来であれば居住地区管轄の外国人局で行います。

しかし、コロナ禍の現在は全てオンラインでの申請に切り替わっています。

基本的には、外国人局の担当者の方とメールで連絡を取り合い、指示された通りに書類を送ります。

配偶者にすでに外国人局の担当者がいる場合は同じ人に担当してもらった方がスムーズなので、連絡先を教えてもらうか連絡を取ってもらいます。

 

実際に私がビザ申請したときの流れは、以下の通りでした。

  1. 外国人局の担当者にビザを取得したいと連絡を取る
  2. メールで滞在許可申請書のPDFが届く
  3. 滞在許可申請書PDFを記入し、メールに添付して送る
  4. 医療保険証のPDFをメールに添付して送る
  5. 電子署名用のサインを記入するための書類が届く
  6. 証明写真とサインを記入した書類を返送する
  7. PINが記載された手紙が届く
  8. 紙の滞在許可証が届く
  9. 滞在許可証(カード)の受け取り日時が指定された手紙が届く
  10. 直接外国人局に行き、発行費用を支払い滞在許可証(カード)を受け取る

大事な書類を郵送するときは、万が一のために追跡オプションをつけておくのがおすすめです。

ビザの発行

ビザ発行の流れ

滞在許可証(カード)の受け取り日時が指定された手紙が届いたら、指定された日時に直接外国人局へ行き、滞在許可証(カード)を受け取ります。

私がビザを発行した際の流れは、概ね以下の通りでした。

  1. 手紙で指定された外国人局内の場所で夫と一緒に待機(配偶者の同行が必要)
  2. 名前を呼ばれ、別室へ連れて行かれる
  3. 言われるがままに書類にサインをする
  4. 夫も1箇所だけサインをする
  5. 「長期滞在するならB1を取ろうね」とドイツ語インテグレーションコースの案内を渡される
  6. 滞在許可証(カード)を渡される
  7. 別の場所にある支払い機に100€払ったら、そのまま帰宅して良いと言われる

念のため、受け取り日時が指定された手紙やパスポートも持参しましたが、提示する場面はありませんでした。

現金またはECカードの100€さえ持っていれば、滞在許可証(カード)受け取ることができます。

ビザ発行までの期間

結局、実際にビザを申請してから滞在許可証(カード)を手にするまでに、なんと4ヶ月近くもかかりました。

大きな原因は、紙の滞在許可証が届いてから滞在許可証(カード)を受け取るまでに1ヶ月かかったことです。

なんと担当者が途中で3週間の長期休暇に入ってしまいました。

こういった予想外なことも起こるので、とにかく紙の滞在許可証を手に入れるまでは、早め早めに行動することをおすすめします。

ビザ申請中の疑問

ドイツ入国後90日間以内にビザが発行できなかった場合はどうなる?

滞在許可のあるドイツ入国後90日間以内にビザが発行できなかった場合、不法滞在になるのではないか、せっかくドイツに入国したのに日本に強制送還されるのではないか、と不安になります。

でも、ビザを申請中であることを証明できれば問題ありません。

 

私の場合は、住民登録に予想外の1ヶ月という時間を要したので、滞在が許可されている90日の間にビザが発行してもらえるのかずっと不安でした。

結果的に、期限日の3日前に紙の滞在許可証を送ってもらえましたが、カードは期限内に手に入れることはできませんでした。

それでも、紙の滞在許可証さえあれば、滞在許可は得たことになるので一安心です。

 

期限に間に合わなくてもコロナ禍でいろいろと手順が変更されているため、その点を考慮して申し出があれば延長手続きや仮の滞在許可証の発行をしてくれているようです。

とにかく、いつでもビザ申請中であることを証明できるように、メールの履歴や関連書類は大切に保管しておきましょう。

 

担当者から連絡が来ない場合はどうする?

追跡オプションでこちらの書類が担当者の手元に届いていることは確認できているのに、一向に次の書類が送られて来ない!というのは、もはやドイツあるある。

ただ待っているだけでは何も進めてくれないので、「書類を送りましたが届いてますか?(届いてるのは知ってますよ)」という連絡をしましょう。

そうしてやっと「今準備をしています(あったあった、これからやらないと)」という連絡が来て物事が動き始めます。

もちろん担当者にも寄りますが、早く手続きを進めたい場合やありえないほど時間がかかっている場合はこちらから連絡をしてみるのが鉄則です。

 

手続き完了

ビザが発行できたら、ここで移住後の手続きは完了です!

やっと公的にドイツの一員だと認められたようで嬉しいです。

 

在留届は隙間時間にオンラインで提出しておきましょう。

本当にここまでお疲れ様でした!

 

コロナ禍のドイツ移住後手続き体験記①〜④まとめ

 

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