輝きを増したキム・スヒョン復帰作
『サイコだけど大丈夫』がすごすぎる!
『サイコだけど大丈夫』とは
2020年6月20日からtvNとNetflixで放送された韓国ドラマ。
主演はキム・スヒョンとソ・イェジ。
幼い頃に両親を亡くし自閉スペクトラム症の兄と二人で生きてきた愛を拒む精神病院の保護士が愛を知らない児童文学界の女王と出会い、お互いが抱えていた長年の孤独を支え合いながら、乗り越えていく奇妙で美しいドラマ。
実際に観た感想
兵役を終え輝きを増したキム・スヒョン
俳優キム・スヒョンさんは、私が『ドリームハイ』を観てからずっと推し続けている俳優です。
個人的には、他と大きな差をつけて圧倒的1位の俳優だと思っています。
演技もビジュアルも完璧なのに笑うとかわいいギャップにいつもやられます。
もちろん『太陽を抱く月』や『星から来たあなた』で主演として大活躍した姿や、『愛の不時着』にもちらっと出演していた姿も確認済みです。
どれもキム・スヒョンさんがかっこいいだけでなく、ストーリーもおもしろいのでとてもおすすめです。
ところが、2017年10月〜2019年7月まで兵役に行くことになり、しばらくキム・スヒョンさんを観られない日々が続いていました。
そして、兵役を終え輝きを増したキム・スヒョンさん最初の復帰作が今回の『サイコだけど大丈夫』なのです!
これは観るしかない!と毎週Netflixでの配信を楽しみに観ていました。
『サイコだけど大丈夫』では、CGのように美しいソ・イェジさんと肉体美まで加わり完璧に磨きがかかったキム・スヒョンさんの長身美形コンビが主演で、かつ童話のようなストーリーのため現実なのかそうでないのかわからなくなってしまいます。
こだわりのアートワーク
他の作品と明らかに違うと感じたのが、アートワークへの力の入れ方です。
衣装や小道具、建築やアニメーションなど、こだわっているのがよくわかります。
これによって、ちょっとホラーのようなオカルトのような現実味がない童話のような独特の世界観に仕上がっています。
ソ・イェジさんの毎回過剰なファッションも見どころの一つです。
物凄い演技力
『サイコだけど大丈夫』はかなり演技派のキャストを揃えています。
私が他のドラマでも見て印象に残っているキャストばかりです。
- ムン・ガンテ役:キム・スヒョン『ドリームハイ』『太陽を抱く月』『星から来たあなた』
- コ・ムニョン役:ソ・イェジ『花郎』
- ムン・サンテ役:オ・ジョンセ『椿の花咲く頃』
- イ・サンイン代表役:キム・ジュホン『スタートアップ:夢の扉』
- オ・ジワン院長役:キム・チャンワン『花郎』
- ムン・ガンテ役(幼少期):ムン・ウジン『Vagabond』
- ムン・サンテ役(幼少期):イ・ギュソン『椿の花咲く頃』
特に、ムン・サンテ役のオ・ジョンセさんは、『椿の花咲く頃』で演じていた社長役との差が凄すぎて本当に同一人物かと何度も疑ってしまいました。
自閉スペクトラム症の兄という難しい役だったにもかかわらず、本当に圧巻の演技で、私が号泣したのはほとんどオ・ジョンセさんのシーンだったりします。
それと、イ・サンイン代表役のキム・ジュホンさんの演技も素晴らしかったので、もしかしたらここから私の中で今年最大のヒット作品だった『スタートアップ:夢の扉』に抜擢されたのかなと勝手に想像しています。
3人の成長に泣ける
まず、自閉スペクトラム症でトラウマを抱える兄サンテのために色々なことを諦めて、自分の人生の全てを兄に捧げるガンテが、ムニョンに出会い、諦めない人間に変わっていくのがとても嬉しかったです。
サンテが守られる側から二人を守る側に変わり、自分の人生を歩もうとする姿にも感動しました。
ムヒョンが少しずつ相手のことを考えられるようになっていく姿も良かったです。
それぞれが自分の過去と真剣に向き合い、「自分の人生は自分のもの」だと気が付き、未来に向かって歩み出していくところに感動しました。
最初は大変なことばかり起きてハラハラしたりなんだか暗い気持ちになったりもしましたが、最後は本当に心が温まり幸せな気持ちになりました。
すごくすごく良かったです。
まとめ
私はこれまでに様々な韓国ドラマを観てきました。
特に今年は、ひきこもりの名にかけて例年以上にたくさんの作品を観ていますが、『サイコだけど大丈夫』は自信を持っておすすめできます!
ちなみに、私の独断と偏見による2020年の韓国ドラマBEST3も発表しておきます!
どれもものすごくおすすめなのでぜひご覧ください!
すべてNetflixで配信中です!
- 『スタートアップ:夢の扉』
- 『Vagabond/バガボンド』
- 『サイコだけど大丈夫』