島全体が世界遺産なのになぜか観光地化されていないライヒェナウ島を存分に楽しむ(黒い森旅行⑤)
島全体が世界遺産なのになぜか観光地化されていないライヒェナウ島を楽しむ
こちらの記事で、4泊5日のドイツ黒い森地方旅行記①〜⑥をまとめています。
前回のティティ湖とトリベルクで自然を満喫編に続いて、今回は島全体が世界遺産なのになぜか観光地化されていないライヒェナウ島を楽しむ編です!
レンタル自転車サービス「Konrad」を利用してライヒェナウ島へ
フライブルクからFlixbusに2時間乗って、コンスタンツに到着しました。
コンスタンツのホテルで「Konrad」というレンタル自転車サービスを教えてもらい、こちらを利用してライヒェナウ島へ向かいます。
ライヒェナウ島内には鉄道が走ってないので、船・車・自転車・徒歩のいずれかで行くことになります。
この「Konrad」アプリを登録すると、30分1ユーロで自転車を使うことができます。
自転車置き場にアプリでは表示されている自転車がなかったり逆にアプリにない自転車が置いてあったり、自転車が重い上風の抵抗を受けるなど多少の不便さはありましたが、そこそこ快適に使うことができました。
ライヒェナウ島までは、まっすぐで綺麗な並木道が続いています。
サイクリングに最適です。
聖ゲオルグ教会
壁画が今もこのように綺麗に保存されているのは、上から白く塗られて保護されていたからという興味深いエピソードが印象に残っていて、ぜひ見てみたいと思っていたのが聖ゲオルク教会の壁画でした。
10世紀という遥か昔に描かれた壁画が、今も美しいまま残っています。
これだけ貴重な歴史のある教会なのに、受付の人すら見当たらずとても開放的だったことに驚きました。
聖マリア・マルクス教会
島の中心部にあるのが、聖マリア・マルクス教会です。
日曜日だったからかコンサートが開かれていたので、思わずベンチに座って聞き入ってしまいました。
「Bei Riebels」で魚料理とマウルタッシェンを味わう
ライヒェナウ島で一番人気のレストラン「Bei Riebels」でランチをいただきます。
さすが人気店で満席だったため、相席を案内されました。
そこで相席した方は、いつもボーデン湖で釣りをしているという現地の方でした。
とても楽しそうに釣った魚の話をしてくれて、親切におすすめのメニューまで教えてくれました。
そこで、私たちはおすすめしてもらった魚料理とずっと食べてみたかったマウルタッシェンを注文しました。
魚料理もマウルタッシェンも、ボーデン湖で獲れた魚がジューシーで最高でした。
ライヒェナウ島の野菜は有名なだけあって、どの付け合わせの野菜も歯応えがあり味も濃くてとても美味しかったです。
サイクリング後のボーデン湖限定ビールとラドラーも最高でした。優勝です。
ボーデン湖のサンセット
ボーデン湖に浮かぶライヒェナウ島のビーチで、素晴らしいサンセットを拝みました。
こんなに美しいサンセットが見えるビーチなのに、全然混み合っていないことに驚きを隠せません。
人目を気にせず写真を撮りまくることができました。
こちらはビーチからの帰り道に出会った奇跡のサンセットです。
とても幻想的だったので天使の羽かと思いました。
ここで暮らしている現地の方々もこの美しい光景を写真に収めていました。
なんて素敵なところなんだ。
なぜか観光地化されていない世界遺産ライヒェナウ島は穴場
ライヒェナウ島は、島全体が世界遺産に登録されているのを忘れてしまうくらい観光地化されていなくて、のどかでとても雰囲気の良い島でした。
自転車であれば数時間で島全体を一周できてしまうほど小さな島ですが、歴史上重要な教会や美しいボーデン湖、美味しい魚や野菜など魅力がぎゅっと詰まっていて、大好きな場所になりました。
初めて来た私ですら、もっと観光地化すればより多くの観光客が訪れるだろうなというポテンシャルを感じましたが、あえて観光地化していないところも世界遺産ライヒェナウ島の魅力なのだと思います。
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