日本版iPhoneでワクチン接種証明のQRコードを利用するならデジタル証明アプリ「luca」がおすすめ
ワクチン接種のデジタル証明アプリ
ワクチン接種証明の必要性
ホテルやレストランを利用する際には、24時間以内の陰性証明が必要ですが、ワクチン接種証明書を提示することで免除されます。
コロナワクチン接種の際に発行したいわゆる「黄色のワクチン接種手帳」は、国際的に共通の内容でワクチン接種の完了を証明する際に最も重要です。
ワクチン接種のデジタル証明アプリ
基本的には「黄色のワクチン接種手帳」を利用すれば良いのですが、とても重要な「黄色のワクチン接種手帳」を常に携帯するとなると、破損や紛失の心配があります。
そこで現在広く利用されているのが、ワクチン接種のデジタル証明アプリです。
「黄色のワクチン接種手帳」と同じ役割を果たしながらも、破損や紛失の心配もなく持ち歩く手間もないのですぐに提示することができ、とても便利です。
デジタル接種証明アプリは、以下の3種類が有名です。
- CovPass-App
- Corona-Warn-App
- luca App
いずれも無料でダウンロードすることができ、ドイツ国内だけでなくEU全体で利用することができます。
利用方法
ワクチン接種のデジタル証明アプリを利用する方法は、以下の通りです。
- 「黄色のワクチン接種手帳」と身分証明書(VISAやパスポート)を薬局に持って行き、QRコードを発行してもらう
- ワクチン接種のデジタル証明アプリをダウンロードする
- アプリで薬局で発行してもらったQRコードを読み込む
薬局で「黄色のワクチン接種手帳」の購入した際には1€ほどかかりましたが、QRコードは無料で作成してもらえます。
私の場合は、薬局でQRコードを発行してもらうのに1日かかったので、次の日にもう一度取りに行きました。
ほかにも接種センターからQRコードを送付してもらえたり、ワクチン接種を行った病院で発行してもらえることもあるようです。
QRコードは個人情報なので、取り扱いには注意が必要です。
日本版iPhoneでも使えるアプリは「luca」
日本版iPhoneでは使えないアプリが多い
3種類のアプリの中でも特に有名なのが「CovPass-App」ですが、なんと私の日本版iPhoneではApple storeで検索しても検索結果に出てこなかったため、ダウンロードすることができませんでした。
「Corona-Warn-App」も同様にダウンロードできませんでした。
一方、ドイツ版iPhoneを利用している友人はダウンロードできていたので、問題はApple IDの国設定なのだとわかりました。
Apple IDの国設定を変更するには
調べてみたところ、Apple IDの国設定を変更するには、以下の2つを実行する必要があるようです。
- Appleサポートに電話をしてiTunesカードの残高をゼロにしてもらう
- Apple Musicなどのサブスクリプションを解約する
または、ドイツ版の新規アカウントを作成するという方法もあります。
私はまだiTunesカードに残高があったので、それをゼロにすることには抵抗がありました。
また、国設定が変わることで日本のアプリの利用に支障があるかもしれないと思うと、デジタル接種証明アプリのためだけに国変更はしたくないという結論に至りました。
このままデジタル接種証明アプリなしで「黄色のワクチン接種手帳」を常に携帯して生活するのはとても不便だなと思いながらもほとんど諦めていたのですが、ふとまだ試していないアプリがあったことを思い出しました。
日本版iPhoneでも使えるアプリは「luca」
結果的に、「luca」であれば日本版iPhoneでも利用できました。
「luca」は、レストランの入店や退出を確認するためのアプリとして開発され、現在はワクチン接種のデジタル証明アプリとしてもドイツで幅広く利用されています。
日本版iPhone利用者の私にとって、国設定を変更せずにダウンロードできる「luca」の存在はとてもありがたかったので、同じ状況の方もいるかもしれないと思い、今回共有させていただきました。
ぜひ使ってみてください!