日本脳炎の予防接種はドイツでできる?一時帰国前に受けておきたいワクチン接種の流れ

ドイツ生活

日本脳炎ワクチンはドイツで打てる?在住者が実際に受けた流れを解説

今回、私は一時帰国や将来的な日本帰国も考慮し、ドイツで息子に「日本脳炎ワクチン(Ixiaro)」を接種してもらったので、その記録を残したいと思います。

ドイツでの接種を検討している方や、同じような状況の方の参考になれば幸いです。

ドイツで日本脳炎ワクチンの接種をすることにした理由

日本脳炎とは

日本脳炎は、アジアの一部地域で蚊を媒介して感染するウイルス性の病気です。

日本脳炎ワクチンは、日本では定期予防接種に含まれていますが、ドイツでは任意とされています。

日本で接種しなかった理由

最初は、日本脳炎ワクチンを一時帰国中に日本で接種しようと考えていました。

しかし、調べてみると期間をあけて2回接種する必要があるということが判明。

一時帰国中に接種を完了させるとなると、スケジュール調整が難しいため、ドイツでの接種を検討し始めました。

ドイツで接種することにした理由

ドイツでも「Ixiaro(アイキサロ)」という日本脳炎ワクチンを接種することができます。

ドイツでは日本脳炎ワクチンに関する情報が少なく、専門機関での接種が一般的で小児科では取り扱いがないという情報等もあり、正直よくわかりませんでした。

そこで、定期検診の際にかかりつけの小児科の先生に相談してみたところ、その病院で接種してもらえることに。

いつもの病院でいつもの先生に対応してもらえるなら安心だと思い、ちょうど一時帰国をする予定もあったので、早速予約をお願いし処方箋を書いてもらいました。

ドイツでの日本脳炎ワクチン接種の流れ

①ワクチンの入手と保管

ドイツでは、医療機関がワクチンを常備していないことが多いため、薬局(Apotheke)で自分で「Ixiaro(アイキサロ)」を購入する必要があります。

  • 小児科で「Ixiaro」の処方箋をもらう
  • Apothekeで処方箋を見せて注文
  • 2回分を一度に購入
  • 自宅の冷蔵庫で保管
  • 接種当日にワクチンを保冷バッグで持参

私の場合、当日は在庫がなく、次の日に再度受け取りに行きました。

自分でワクチンを保管しないといけないので、温度管理に注意が必要です。

②小児科での接種当日の流れ

当日は自宅で冷蔵保存していたワクチンを持参し、小児科で接種を受けました。

  • 医師によるワクチン確認・体調チェック
  • 太ももへの筋肉注射
  • 接種後は5分ほど院内で安静にして様子見

接種はスムーズで、対応もとても丁寧でした。

費用は?保険は使える?

今回購入したワクチン(Ixiaro)は、2本で合計231€でした。

Apothekeで一度支払い、領収書と処方箋を健康保険組合に提出したところ、公的健康保険(gesetzliche Krankenversicherung)から全額返金されました。

また、小児科での接種自体も保険内で対応され、自己負担はゼロでした。

※保険の対応は健康保険組合や医療機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

副反応は?接種後の子どもの様子

今回の接種では、副反応は一切ありませんでした。

注射部位に赤みや腫れもなく、発熱や機嫌の変化もありません。

接種当日・翌日ともに元気に過ごしていました。

まとめ|日本脳炎ワクチンは事前準備で安心に

ドイツでも日本脳炎ワクチン(Ixiaro)は接種可能で、小児科でも対応してもらえるケースがあります。ただし、

  • 医師への相談
  • ワクチンの注文・自宅保管
  • 接種当日の持参

など、自分で動くことが必要になります。

一時帰国の予定がある方、予防接種を検討している方は、ぜひ早めに小児科で相談してみてください。

タイトルとURLをコピーしました