コロナ禍のドイツ入国体験記!ドイツ入国までの流れや入国書類・PCR検査・入国審査・検疫措置について【2021年4月】
コロナ禍のドイツ入国
2021年4月、ようやくドイツに入国することができました!
ドイツに移住すると決めてから、ここまで本当に本当に長い道のりでした。
今回は、私が実際にドイツに入国するまでの体験記です。
日々目まぐるしく状況が変化するコロナ禍でドイツにスムーズに入国するために、入国書類・PCR検査・入国審査・隔離措置などについて、私が実際にドイツに入国したときの情報をまとめました。
これから渡独予定の方の参考になれば嬉しいです!
コロナ禍のドイツ移住体験記
入国書類の準備
私のように配偶者と同居する目的でドイツに入国する場合は、以下の書類を準備する必要があります。
- 家族の証明としてアポスティーユと認証翻訳を添付した戸籍謄本
- ドイツ在住者のパスポート並びに滞在許可のコピー
- 場合によって、アポスティーユと認証翻訳を添付した住民票
- 場合によって、ドイツ在住者の住民登録の証明や賃貸契約書
- 場合によって、ドイツ在住者の就労の証明
入国審査官によって提示を求められる書類が異なりますが、これらを全て揃えておくと安心です。
書類については、こちらの記事に詳しく書いています。
私は上記の書類だけを準備して入国審査に臨みました。
入国の最終判断をするドイツ連邦警察の方との連絡は取りませんでしたが、入国できました。
また、私の場合ビザは入国後に取得することになっているので、長期滞在用のビザはなしで入国しました。
PCR検査の受検と陰性証明書の提示
2021年3月30日から、ドイツ入国前のPCR検査と陰性証明書の提示が必要となりました。
「たびレジ」という外務省のメール配信サービスに登録しておくと、このように随時渡航先の最新情報がメールで届くのでおすすめです。
これによると、航空機でドイツに入国する全ての入国者はドイツ入国前48時間以内にコロナ検査を受け、搭乗手続きの際に陰性証明書を提示しなければなりません。
検査結果は、英語・ドイツ語・フランス語のいずれかの言語で紙ベースまたは電子データで提示する必要があります。
このような制限措置は日々変わっているので、渡航前にしっかりと確認しておきましょう。
私も何度も確認しました。
ドイツ入国前48時間以内にコロナ検査を受け、陰性証明書を発行してもらうには意外と時間がありません。
羽田空港からフランクフルト空港までは、直行便で約12時間ほどかかりますし、検査後すぐに陰性証明書を発行してもらえるとも限らないためです。
そのため、私は事前に予約して羽田空港第3ターミナルにある東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックでPCR検
羽田空港第3ターミナル1階ローソンの向かいにあります。
PCR検査と陰性証明書(英語)の発行にかかった費用は、合計38,500円でした。
陰性証明書(英語)は、受検してから4時間後に受け取ることができました。
搭乗手続き
コロナ禍ということで、ほとんどの便が欠航していました。
空港にいる人も数人しかいなかったため不安になり、思わずスタッフの方に自分の便が欠航していないか確認してしまいました。
チェックインカウンターも朝と夜しか開けていないようです。
4/1から日本の入国制限が厳しくなったのに合わせて、チェックインカウンターで搭乗券を発行する前に書類や渡航目的を確認していました。
ドイツで入国拒否されても日本再入国が難しいため、強制送還を未然に防ぐための措置だそうです。
しっかりと書類の内容や渡航目的について一人ひとり確認していました。
この日、PCR検査を受検していなかったために、搭乗を拒否された方も何人かいたようです。
私も搭乗券を発券してもらうまで、思った以上に時間がかかりました。
渡航目的について詳しく聞かれたので、理由や証拠を提示できるようにしておくことをおすすめします。
私がチェックインカウンターで提示したものは、以下の3つです。
- ドイツ入国前48時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書(英語)
- アポスティーユと認証翻訳を添付した戸籍謄本
- パスポート
無事にチェックインできたのでよかったのですが、まさか搭乗前からヒヤヒヤすることになるとは思っていなかったのでびっくりしました。
しかし、上記のように証拠となるものを提示できれば問題ないので、ご安心ください。
搭乗
飛行時間は、直行便で12時間ほど。
映画を観て寝て食べてを繰り返しました。
久しぶりに乗った飛行機から見る景色がとても綺麗でした。
ドイツ入国審査
入国審査で通常よく聞かれる質問として以下の3つの質問があります。
- 滞在の目的は何ですか?
- 滞在期間はいつまでですか?
- どこに滞在しますか?
私はコロナ禍ということで入国審査が一番不安だったので、上記の3つだけはしっかり伝えれられるようにA4一枚の想定問答集をでドイツ語で作って持って行きました。
しかし、実際のドイツ入国審査はとても好意的でした。
言われるがまま、陰性証明書(英語)→パスポート→準備した入国書類の順で提示しました。
私が実際に聞かれたのは、渡航目的だけです。
一応準備した入国書類は全部ファイルに入れて渡したのですが、ちゃんと見ているのか不安になるくらいパラパラと確認してすぐにOKが出ました。
私は入国審査を一番心配していたので、心配して損したなと思うくらいあっけなかったです。
それでも、入国できたときは今までの苦労が報われたような嬉しさがありました。
ドイツ入国後の隔離措置
2021年4月現在、ドイツの指定するリスク地域に日本が指定されていません。
実際にドイツ入国後の隔離措置はなく、そのまま公共交通機関を利用して帰宅しました。
まとめ
コロナ禍の渡航は、これまで気軽にできた渡航とは全く異なるものでした。
日々刻々と状況が変わっているので、新しい情報を確認することが大切になります。
現に私も渡航直前に、ドイツ入国前のPCR検査と陰性証明書の提示が必要となりました。
ドイツの水際対策が日々更新されるため、それに何度も振り回されて渡航を延期して手続きをやり直したので、準備した書類はこれで合っているのか、無事に入国できるのか、先が見えず本当に毎日とても不安でした。
出国準備は思っていた以上に大変でしたが、入国できたときはとても嬉しく達成感がありました。
ドイツ入国を目指して準備をしている皆様、本当にお疲れ様です。
最新情報をチェックするのも、新しい決定に振り回されるのも、ずっと心配な気持ちなのも、きっと自分が思っている以上にストレスが溜まっています。
あまり深刻になりすぎず自分を甘やかして、楽しみながら準備を進められるといいですね。
無事に入国できることを願っています!