B2取ったのに!突然Leben in Deutschland(Einbürgerungstest)の試験を受けることになった話
ドイツのビザ更新に伴い、突然Leben in Deutschland(Einbürgerungstest)の試験を受けることになりました。
今回は、実際に受験して感じた試験の実態や対策方法についてまとめます。
突然Leben in Deutschland(Einbürgerungstest)を受験することに
今回私が受験することになったきっかけは、ビザの更新です。
新しい担当者に変わり、案内が一変して「受験してください」と言われてしまいました。
以前の担当者からはLeben in Deutschlandは必要ないと言われていたので、完全に想定外。
久しぶりに担当者によって言っていることが違うというドイツあるあるを体験することとなりました。
Leben in Deutschlandを受験することになって、率直な感想としては、どうせ受けるならドイツ語B1レベルの頃に受ける機会があったので、そのときに受けておけばよかったなと。
また、一時帰国を控えていたのと、試験があると他のことに集中できなくなるタイプなので、単純に面倒だなという気持ちで気が重くなりました。
Leben in Deutschland試験とは?難易度と合格ライン
Leben in Deutschlandとは
Leben in Deutschlandは、ドイツ社会に関する知識を問う試験です。
出題内容は主に以下のような分野です。
- 政治制度
- 歴史
- 労働や社会保障
- 市民の権利と義務
- 日常生活のルール
試験は33問の選択式で、制限時間は60分。
17問以上の正解で合格となります。
Einbürgerungstestとの違いと注意点
今回少し迷ったのが、Leben in DeutschlandとEinbürgerungstestの違いです。
担当者からはLeben in Deutschlandを受けるように言われましたが、Einbürgerungstestしか見当たりませんでした。
調べたところ、Leben in DeutschlandとEinbürgerungstestは問題形式や問題集が同じで、実際に同じ問題集が使われています。
念のため担当者にEinbürgerungstestでも良いか確認したところ、それで大丈夫とのことだったので、Einbürgerungstestに申し込み、そのまま受験しました。
私のように担当者からLeben in Deutschlandと言われた場合でも、Einbürgerungstestしか見つからないことがあります。
そのため、不安な場合は事前に担当者へ確認しておくと安心です。
実際に解いてみて
B2でも油断はできなかった
私はドイツ語B2を取得していて、C1の授業も受講していました。
そのため、最初はそこまで心配していませんでした。
そこで、ひとまず何も見ずに解いてみたところ、正答率は65%。
B2があるから大丈夫だと思っていましたが、思っていたよりも余裕はありませんでした。
最初に問題を解いたとき、一番驚いたのは知らない単語の多さでした。
問題文はなんとなく理解できても、選択肢の単語が分からないことが多かったです。
一方で、A1レベルだと問題文や選択肢を理解すること自体が難しいと思います。
ドイツ語力と知識の両方が必要な試験だと感じました。
政治関連がややこしい
個人的に特に難しかったのは、
- Bundestag
- Bundesrat
- Bundespräsident
- Bundeskanzler
などの政治関連の用語でした。
言葉は聞いたことがあっても、それぞれの役割や違いを理解していないと答えられません。
歴史については高校時代の世界史の知識が意外と役立ちましたが、政治制度は事前知識がほとんどなかったので苦戦しました。
ドイツらしい価値観が学べる
トラブルが起きたときどうするかという内容の問題も多くあります。
そういった場合、正解はほとんど自分で何かしら行動を起こすという選択肢です。
例えば、
- 苦情を申し立てる
- 異議申し立てをする
- 自分の権利を主張する
といった行動が前提になっています。
これは実際にドイツで暮らしていても感じることですが、日本よりも問題があれば自分で声を上げるという考え方が強いように思います。
ドイツ社会の考え方も改めて学べたような気がします。
語学学校で学んだ内容も役立った
労働や社会保障に関する問題では、語学学校で学んだ内容が役立ちました。
私はB2の授業でドイツの労働制度について学ぶ機会がありました。
そのため、
- 労働契約
- 保険制度
- 労働者の権利
- 失業保険
などのテーマは比較的答えやすかったです。
こんな知識を使う日は来るのかなと思いながら授業を受けていましたが、意外な場面で役立つのだと実感しました。
事前申し込みはお早めに
これから受験する方に一番伝えたいのがこれです。
申し込みは早めにしましょう。
私は受験が必要と言われてから申し込もうとしたのですが、直近の試験はすでに締め切られていました。
申込期限は厳格に決まっているようで、後から事情を説明しても特別対応はありませんでした。
結果として、1か月以上先の試験を受けることになりました。
必要と言われたら、まず試験日を確認することをおすすめします。
私の対策と勉強法
今回行った対策は次の5つです。
①最新の公式PDFをダウンロードして印刷
必ず最新であることを確認して、公式ホームページから問題集を印刷をします。
PDFのままでも良いですが、私は紙に書き込みたかったので、2026年版を印刷して使いました。
②初見で一回解いてみる
まずは一回全て解いてみることをおすすめします。
手応え次第でどれほど対策をする必要があるのか見えてくるからです。
③答えとわからない単語の日本語訳を記入
次にわからなかった単語を調べて、日本語訳を書き込み、理解しながら暗記します。
④YouTubeで問題解き、間違えた問題に印をつける
紙には書き込みがあるので、それを見ないで問題を解くため、私は下記のYoutubeを利用して問題演習をしていました。
間違えた問題に印をつけながら、何回か視聴します。
※後から答えが表示されるタイプの動画。
※Frage 69の答えは、Bezirksämterではなく、Gemeindeです。
⑤間違えた問題だけを繰り返す
間違えた問題に印をつけていき、間違えなくなるまで繰り返して暗記します。
⑥本番のように全問解いてみる
本番前に一度全部の問題を解いて、最終チェックをします。
あとはとにかく当日出席することが大事なので、家を出る時間を調べて早く寝ましょう。
実際の私の場合
私の場合、一度問題集を一周したあとに1か月半の一時帰国がありました。
その間は毎日忙しくしていたので、すっかり試験のことは忘れて楽しんでいました。
そして、ドイツに戻ってから試験までの3日間で一気に詰め込みました。
時差ぼけもあり、育児もあり、思ったほど勉強時間が取れなくて焦りました。
ただ、この試験は暗記の要素が強いので、直前の追い込みが重要だと感じました。
実際の試験内容と当日の流れ
入室前にビザのチェックがあり、名前を確認されます。
ボールペンは事前に用意されており、机の上に一本ずつ置いてありました。
開始時間の5分前に回答記入方法の説明があります。
その後、一人ひとり名前を呼ばれて、専用の問題用紙が配られます。
私はマークシート方式だと思っていたのですが、実際は問題用紙の選択肢に直接×をつける形式でした。
試験当日は思っていたよりあっさり終わりました。
制限時間は60分でしたが、私は10分ほどで解き終わり、その後10分ほど見直しをしました。
合計20分程度です。
時間に追われることはありませんでした。
対策は必要
実際に受けてみて感じたのは、Leben in Deutschlandは語学試験ではなく知識試験だということです。
33問・60分なので時間的な余裕は十分あります。
ただし、政治や制度に関する専門用語は意外と難しく、対策なしで受けるのはおすすめできません。
一方で、しっかり問題集を解いて対策すれば十分対応できる試験でもあります。
これから受験する方は、まず公式問題集を一周してみることをおすすめします。
結果が届いたら、また追記したいと思います。



