配偶者の海外転勤が決まったら別居?退職?
配偶者転勤同行休業制度など休職という選択について
配偶者が海外にいるまたは海外転勤となった場合
配偶者が海外にいる場合もしくは配偶者の海外転勤や海外就職等が決まった場合、別居して今の仕事を続けるか、辞めて配偶者についていくかで悩まれる方は多いと思います。
現在海外遠距離別居婚中の私もかなり悩んで決断したので、今回は配偶者が海外にいるまたは海外に行くことになりこの先仕事をどうしようか悩んでいる方に向けて、私の一例をご紹介します。
私がしたこと
パートナーとよく話し合う
まず、今後について相手と自分がそれぞれどう思っているのかをしっかり話し合いました。
私たちの場合、どちらかというと夫は仕事は一緒にドイツに来てほしい派でしたが、私は今後のキャリアとライフプランを考えると無職になることが不安だったので、今後どうしたら良いのか決めきれずにいました。
相手の仕事や自身のキャリアプランなど考えることがたくさんあり、非常に悩ましいところです。
会社の制度について調べる
無職になることに不安があった私は、自分の会社に利用できそうな休職制度があるか調べ始めました。
私の場合、「配偶者転勤同行休業制度」があるのを見つけました。
配偶者転勤同行休業制度とは、従業員の継続的な勤務の促進を目的として、外国で勤務する配偶者と現地で生活を共にするための帯同を認める制度で、帰国後に会社へ復帰することができます。
公務員や大手企業だとこういった制度がある可能性が高いようです。
配偶者転勤同行休業制度以外にも、サバティカル休暇や自己啓発のための休職制度等があればそういった制度を利用するのも一つの方法です。
これからはより一層こういった休職制度が増えて来るのではないかと期待しています。
休職をしてドイツへ行くという選択
結論から言うと、私は休職をしてドイツへ行くという選択をしました。
私もこれが正しい選択なのかは正直わかりません。
ただ、人生の選択を正解にできるかどうかは自分次第なので、この選択を正解にするために努力していきたいです。
配偶者転勤同行休業制度のメリット・デメリット
メリット
- 会社に戻れる安心感がある
- 働いていないのに厚生年金の半分を会社が収めてくれる
- 会社員に所属しているため福利厚生を利用することができる
- 退職金や年金を継続できる
- 途中で育児休暇を取得することも可能
デメリット
- 収入がなくても年金や社会保険料を支払い続けなければならない
- もっと住み続けたいと思っても期限が決まってる
- 復職が前提の制度なのですぐには退職できない
- 現地就労等が認められない
まとめ
配偶者の海外転勤は、別居して今の仕事を続けるにしても辞めて配偶者についていくにしても、共働き夫婦にとって大きな分岐点となることは間違いありません。
今回は選択肢の一つとして、私の選んだ「配偶者転勤同行休業制度」をご紹介しました。
女性活躍やダイバーシティー推進への関心が高まっている今、夫婦どちらもやりたい仕事を続けられるように、優秀な人が辞めざるを得ない環境がなくなるように、働き方や制度の選択肢が少しでも増えたらいいなと思います。