命令文 / Imperativ【5分で学ぶドイツ語文法ノート】

ドイツ語

命令文 / Imperativ【5分で学ぶドイツ語文法ノート】

 

まとめ:「5分で学ぶドイツ語文法ノート」

命令文 / Imperativ

命令形は動詞の語幹を使う

命令文(Imperativ)は、動詞の語幹(Verbstamm)を使います。

語幹とは、不定形から語尾(Personalendung)の「en」や「n」を取った形です。

これに命令する相手にあわせて語尾をつけると命令形の動詞ができます。

  • warten(不定形:待つ)→wart(語幹)→Warte!(命令形:待って!)

この命令形の動詞が文頭に置かれ、主語が省略されます。

 

語尾は、命令する相手によって以下の3つの形に変わります。

  • ①informellで命令する相手が単数(du/er/es/sie)
  • ②informellで命令する相手が複数(ihr)
  • ③formellで命令する相手が単数複数どちらでも(Sie)

 

非公式(informell)のときの通常の言い方

  • ①単数:Lern!(学んで!), Komm!(来て!),  Setz dich!(座って!), Steh auf!(立って!)
  • ②複数:Lernt!(学んで!), Kommt!(来て!), Setzt euch!(座って!), Steht auf!(立って!)

 

公式(formell)のときの丁寧な言い方

  • ③単数複数:Lernen Sie!(学んでください!), Kommen Sie!(来てください!), Setzen Sie sich!(座ってください!), Stehen Sie auf!(立ってください!)

これらを詳しく見ていきましょう。

 

②ihrに対する命令形(命令する相手が複数)

命令する相手が複数いる場合は、duではなくihrを使うため、命令形もそれに応じて2人称複数の現在形に変化します。

  • warten(不定形:待つ)→ihr wartet(現在形)→Wartet!(命令形:待って!)
  • kommen(来る)→ihr kommt(現在形)→Kommt!(来て!)
  • vergessen(忘れる)→ihr vergesst(現在形)→Vergesst es!(忘れて!)
  • lesen(読む)→ihr lest(現在形)→Lest es!(読んで!)

 

つまり、ihrに対する命令形は

  • Warte! Komm hierher!(待って。こっちに来てよ。)

ではなく

  • Wartet! Kommt hierher!(待って。こっちに来てよ。)

になります。

 

③Sieに対する命令形(丁寧)

duと同じ2人称の大文字で始まるSieは、単数形も複数形も同じ形を使い、動詞の現在形は不定詞と同じ活用になります。

Sieに対する命令形は、文中にSieという主語がそのまま残ります

また、疑問文と同じ現在形を文頭に置く語順でなので疑問文の最後を「!」にするだけで作ることができてしまいます。

  • warten(不定形:待つ)→Sie warten(現在形)→Warteten Sie!(命令形:待ってください!)
  • kommen(来る)→Sie kommen(現在形)→Kommen Sie!(来てください!)
  • vergessen(忘れる)→Sie vergessen(現在形)→Vergessen Sie es!(忘れてください!)
  • lesen(読む)→Sie lesen(現在形)→Lesen Sie es!(読んでください!)

 

つまり、Sieに対する命令形は

  • Warte! Komm hierher!(待って。こっちに来てよ。)

ではなく

  • Warten Sie! Kommen Sie hierher!(待って。こっちに来てくださいよ。)

になります。

 

sein動詞の命令形

sein動詞を命令形で使う場合も、動詞の語幹を使います。

duに対する命令形は、「sein」から「n」を取って「sei」という形になります。

  • Sei ruhig!(静かに!)
  • Sei vorsichtig!(気をつけて!)

 

ihrに対する命令形は、「sein」の現在形をそのまま使います。

  • Seid ruhig!(静かに!)
  • Seid vorsichtig!(気をつけて!)

 

敬称Sieに対する命令形は、sein動詞のみ間に「e」が入り込み「Seien」という特殊な形になります。

  • Seien ruhig!(静かにしてください!)×Sein Sie ruhig!
  • Seien vorsichtig!(気をつけてください!)×Sein Sie vorsichtig!

 

否定の命令文

否定の命令文は、否定の副詞nichtを文中に入れたり、否定の冠詞keinを名詞の前につけて作ります。

  • Lauf nicht!(走らないで!)
  • Sei nicht scheu!(恥ずかしがらないで!)
  • Trink kein Bier!(ビールを飲まないで!)

 

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